アカガシラカラスバト Columba janthina nitens
国の天然記念物に指定され
地球上で小笠原諸島にしか生息していない固有亜種の「アカガシラカラスバト」

昔はたくさん生息していたのでしょうが、
現在は環境省のレッドリストで絶滅危惧IA 類に指定され絶滅の危機に瀕しています。
数年前まではその生息数は40〜100羽と言われ絶滅が危惧されていました。
生態すらも謎に包まれていた虹色に輝く鳥は、
2008年に父島で開催された「アカガシラカラスバト保全計画づくり国際ワークショップ」から本格的な保全活動が始まり、絶滅回避に向けての指針が打ち出され、本格的な保全活動がスタートしました。
餌である植物の実を食べるために地上を歩く時間も多いアカガシラカラスバトは、
ノネコ(野生化したネコ)による圧迫を多く受けていたと考えられます。
ワークショップ以降、課題とされた本来の生態系にはいない山に生息するノネコをゼロにするための捕獲を進めたところ、昨年からは夏に町中にも若鳥が姿を現すようになり、ゆっくりですが確実に数が増えているように思われます。
しかしその生息数はまだ100~120羽程度と推測され、絶滅の危機を脱した訳ではありません。
いつの日か虹色に輝くアカガシラカラスバトが当たり前のように見れるようになるといいですね。
※ 小笠原では、捕獲されたノネコは殺処分されるのではなく、
関係機関や多くの人々の協力を経て里親の元で新しい暮らしを始めます。

地球上で小笠原諸島にしか生息していない固有亜種の「アカガシラカラスバト」

昔はたくさん生息していたのでしょうが、
現在は環境省のレッドリストで絶滅危惧IA 類に指定され絶滅の危機に瀕しています。
数年前まではその生息数は40〜100羽と言われ絶滅が危惧されていました。
生態すらも謎に包まれていた虹色に輝く鳥は、
2008年に父島で開催された「アカガシラカラスバト保全計画づくり国際ワークショップ」から本格的な保全活動が始まり、絶滅回避に向けての指針が打ち出され、本格的な保全活動がスタートしました。
餌である植物の実を食べるために地上を歩く時間も多いアカガシラカラスバトは、
ノネコ(野生化したネコ)による圧迫を多く受けていたと考えられます。
ワークショップ以降、課題とされた本来の生態系にはいない山に生息するノネコをゼロにするための捕獲を進めたところ、昨年からは夏に町中にも若鳥が姿を現すようになり、ゆっくりですが確実に数が増えているように思われます。
しかしその生息数はまだ100~120羽程度と推測され、絶滅の危機を脱した訳ではありません。
いつの日か虹色に輝くアカガシラカラスバトが当たり前のように見れるようになるといいですね。
※ 小笠原では、捕獲されたノネコは殺処分されるのではなく、
関係機関や多くの人々の協力を経て里親の元で新しい暮らしを始めます。

| Endemic species of animals・固有種(動物) | 23:09 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑