モッチーニ A whale named "Mocchini"
青空はどこに。。。冷たい北風、どんよりとした雲と時折の雨で寒い父島ですが、今日もザトウクジラを探しに行って来ました。
小笠原諸島のホエールウォッチング・シーズンもいよいよ終盤になってきました。
ピーク時に比べると数は少なくなりましたが、まだまだあちらこちらでザトウクジラを見る事ができます。
小笠原諸島の海には、冬になるとたくさんのザトウクジラが繁殖のためにやって来ますが、その中の一頭に個体識別番号 O-288、「モッチーニ」という愛称が付けられた島ではちょっと有名なメスのザトウクジラがいます。
「モッチーニ」は1992年に小笠原の海で誕生してから20年間、ほぼ毎年のように小笠原の海に戻って来ています。2000年、2003年、そして2005年には、赤ちゃんクジラを連れている姿も確認されています。その「モッチーニ」が今シーズンも島に戻って来ました。そして嬉しい事にまた子連れです。
当時、クジラ撮影の日本の第一人者であり1987年に小笠原諸島で初めてのザトウクジラの水中撮影に成功し、その後も情熱的に小笠原のザトウクジラやイルカの生態を撮影してきた水中写真家・故 望月昭伸氏(1999年に母島沖でザトウクジラの水中撮影中に消息を絶ってしまいました。。。)が1992年に撮影したザトウクジラの写真の中に「モッチーニ」の生まれた年の写真があった事から、個体識別番号 O-288 のクジラは後に望月氏のニックネームにちなんで「モッチーニ」と名付けられました。
動物は種によって外見が同じなので、一頭一頭を識別するのは難しいのですが、ザトウクジラの場合は人間の指紋のように尾ビレの形や白黒の色の割合が一頭づつ違います。それを写真に撮って個体識別をしています。また、尾びれの特徴的な欠損や傷なども個体識別をする際の重要な手掛かりになります。
「モッチーニ」は、小さいころから尾ビレの右上部に丸く欠けた部分があるので、遠くからでも一目で見分ける事ができます。
赤ちゃんクジラも日に日に大きくなってきたので、そろそろ「モッチーニ」母子ともお別れかも知れません。これから数千キロの長い旅をして北の餌場の海に向かいます。
来シーズンもまた「モッチーニ」に会えるといいですね。

尾ビレが特徴的なモッチーニ

丸く欠けた尾ビレは遠くからでも良く分かります

ブリーチングを繰り返すモッチーニの赤ちゃん

小笠原諸島のホエールウォッチング・シーズンもいよいよ終盤になってきました。
ピーク時に比べると数は少なくなりましたが、まだまだあちらこちらでザトウクジラを見る事ができます。
小笠原諸島の海には、冬になるとたくさんのザトウクジラが繁殖のためにやって来ますが、その中の一頭に個体識別番号 O-288、「モッチーニ」という愛称が付けられた島ではちょっと有名なメスのザトウクジラがいます。
「モッチーニ」は1992年に小笠原の海で誕生してから20年間、ほぼ毎年のように小笠原の海に戻って来ています。2000年、2003年、そして2005年には、赤ちゃんクジラを連れている姿も確認されています。その「モッチーニ」が今シーズンも島に戻って来ました。そして嬉しい事にまた子連れです。
当時、クジラ撮影の日本の第一人者であり1987年に小笠原諸島で初めてのザトウクジラの水中撮影に成功し、その後も情熱的に小笠原のザトウクジラやイルカの生態を撮影してきた水中写真家・故 望月昭伸氏(1999年に母島沖でザトウクジラの水中撮影中に消息を絶ってしまいました。。。)が1992年に撮影したザトウクジラの写真の中に「モッチーニ」の生まれた年の写真があった事から、個体識別番号 O-288 のクジラは後に望月氏のニックネームにちなんで「モッチーニ」と名付けられました。
動物は種によって外見が同じなので、一頭一頭を識別するのは難しいのですが、ザトウクジラの場合は人間の指紋のように尾ビレの形や白黒の色の割合が一頭づつ違います。それを写真に撮って個体識別をしています。また、尾びれの特徴的な欠損や傷なども個体識別をする際の重要な手掛かりになります。
「モッチーニ」は、小さいころから尾ビレの右上部に丸く欠けた部分があるので、遠くからでも一目で見分ける事ができます。
赤ちゃんクジラも日に日に大きくなってきたので、そろそろ「モッチーニ」母子ともお別れかも知れません。これから数千キロの長い旅をして北の餌場の海に向かいます。
来シーズンもまた「モッチーニ」に会えるといいですね。

尾ビレが特徴的なモッチーニ

丸く欠けた尾ビレは遠くからでも良く分かります

ブリーチングを繰り返すモッチーニの赤ちゃん

| Whale・クジラ | 21:06 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑